2022年08月02日
3Dプリンター用データを作成する5つの方法
3Dプリンター用のデータを作成する方法は、大きく5つあります。
それぞれ、メリット・デメリットや必要なツール・機材、技術が異なるので、造形物のタイプやデータ作成環境などに応じて最適な方法を選択しましょう。

(1)3DCADソフトを使用する
3Dプリンター用データを作成する最もベーシックな方法が、3DCADソフトでのモデリングです。
CADとは、「Computer Aided Design」の略で、パソコンを使った設計を支援するソフトウェアのこと。
3DCADソフトには、面を作成する「サーフェス」と、立体を作成する「ソリッド」という2つの機能がついているのが一般的です。
「サーフェス」と「ソリッド」の違いは、体積があるかどうか。
「サーフェス」で作成するのはあくまで面であり、立方体を作ったとしても、その中は空洞で空き箱のような状態になります。立方体の1面が閉じていないようなデータも作成可能です。
一方、「ソリッド」の場合は、立方体の中が詰まった状態で、必ず閉じたデータになります。
「サーフェス」「ソリッド」のどちらでモデリングしても問題ありませんが、3Dプリンターで造形する場合は必ず体積が必要なため、「サーフェス」でモデリングしても「ソリッド」のデータに変換する必要があります。
3DCADソフトでデータを作成するメリットは、細部まで自由に設計でき、また、正確な寸法のデータを作成できることです。
そのため、機械や自動車の部品など、設計図通りの精確な造形が求められる現場では、3DCADを使いましょう。
3DCADのデメリットを挙げるとすれば、ソフトウェアを使いこなして自由な設計を行うために、ある程度知識やスキルが必要になるという点です。
さまざまな3DCADソフトがあり、フリーソフトや有償ソフトの無料版が公開されているものもあります。いくつか試してみて最も使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
無料で使えるソフトの中には商用利用不可のものもあるので、注意してください。
(2)3DCGツールを使用する
3DCGツールで、3Dプリンター用のデータを作成することも可能です。
3DCGツールには、三角形や四角形の面を組み合わせてモデリングをする「ポリゴンベース」タイプと、スプラインカーブと呼ばれる曲線を利用してモデリングをする「スプラインベース」タイプがあります。
3Dプリンター用データの標準的なファイル形式であるSTL形式は、立体をポリゴンで表現するため、3Dプリンター用のデータを作成するなら、「ポリゴンベース」タイプがおすすめです。
3DCGツールは、フィギュアなど、美しい曲面が必要なアイテムを造形する場合に向いています。一方、見た目は問題なくても、構造や寸法の整合性が取れていないおかしなデータが作成されることもあるため、工業用部品などの精確さが求められる造形には不向きです。
(3)2DCADデータから3DCADデータに変換する
製造業の現場では、普段から2Dの設計図を使用していると思います。
その設計図の2DCADデータがあれば、2DCADデータを3DCADデータに変換するソフトウェアを利用して、簡単に2Dの設計図を3Dモデルに変換することが可能です。
元の2DCADデータによっては、変換するだけでは上手く形状が再現できず、3DCADデータの修正が必要になることもありますが、1から3DCADソフトでモデリングをするよりも簡単に3Dプリンター用のデータを作成することができます。

(4)3Dスキャナーで実物をスキャンする
試作品や過去に製造していた部品など、手元に実物がある場合は、3Dスキャナーを使ってスキャンし、そのスキャンデータから3Dプリンター用のデータを作成することも可能です。
スキャンデータだけでは、正確な寸法のデータにならないため、こちらも多少の手直しが必要になります。
この方法で3Dプリンター用のデータを作成するには、3Dスキャナーか、スキャン機能付きの3Dプリンターが必要になりますが、限られた回数しかスキャンしないということであれば、機材を購入せずに、3Dスキャンの代行サービスを利用するのも◎
(5)3Dプリンター用データの配布サイトからダウンロードする
自分で3Dプリンター用のデータを作成するのが難しいという方は、データを無料配布しているサイトからダウンロードするのも1つの手です。
ただし、商用利用不可のものも多く、また、著作権の侵害などにあたらないよう、データ作成者が定めたルールと法律をしっかり守って利用しましょう。
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それぞれ、メリット・デメリットや必要なツール・機材、技術が異なるので、造形物のタイプやデータ作成環境などに応じて最適な方法を選択しましょう。

(1)3DCADソフトを使用する
3Dプリンター用データを作成する最もベーシックな方法が、3DCADソフトでのモデリングです。
CADとは、「Computer Aided Design」の略で、パソコンを使った設計を支援するソフトウェアのこと。
3DCADソフトには、面を作成する「サーフェス」と、立体を作成する「ソリッド」という2つの機能がついているのが一般的です。
「サーフェス」と「ソリッド」の違いは、体積があるかどうか。
「サーフェス」で作成するのはあくまで面であり、立方体を作ったとしても、その中は空洞で空き箱のような状態になります。立方体の1面が閉じていないようなデータも作成可能です。
一方、「ソリッド」の場合は、立方体の中が詰まった状態で、必ず閉じたデータになります。
「サーフェス」「ソリッド」のどちらでモデリングしても問題ありませんが、3Dプリンターで造形する場合は必ず体積が必要なため、「サーフェス」でモデリングしても「ソリッド」のデータに変換する必要があります。
3DCADソフトでデータを作成するメリットは、細部まで自由に設計でき、また、正確な寸法のデータを作成できることです。
そのため、機械や自動車の部品など、設計図通りの精確な造形が求められる現場では、3DCADを使いましょう。
3DCADのデメリットを挙げるとすれば、ソフトウェアを使いこなして自由な設計を行うために、ある程度知識やスキルが必要になるという点です。
さまざまな3DCADソフトがあり、フリーソフトや有償ソフトの無料版が公開されているものもあります。いくつか試してみて最も使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
無料で使えるソフトの中には商用利用不可のものもあるので、注意してください。
(2)3DCGツールを使用する
3DCGツールで、3Dプリンター用のデータを作成することも可能です。
3DCGツールには、三角形や四角形の面を組み合わせてモデリングをする「ポリゴンベース」タイプと、スプラインカーブと呼ばれる曲線を利用してモデリングをする「スプラインベース」タイプがあります。
3Dプリンター用データの標準的なファイル形式であるSTL形式は、立体をポリゴンで表現するため、3Dプリンター用のデータを作成するなら、「ポリゴンベース」タイプがおすすめです。
3DCGツールは、フィギュアなど、美しい曲面が必要なアイテムを造形する場合に向いています。一方、見た目は問題なくても、構造や寸法の整合性が取れていないおかしなデータが作成されることもあるため、工業用部品などの精確さが求められる造形には不向きです。
(3)2DCADデータから3DCADデータに変換する
製造業の現場では、普段から2Dの設計図を使用していると思います。
その設計図の2DCADデータがあれば、2DCADデータを3DCADデータに変換するソフトウェアを利用して、簡単に2Dの設計図を3Dモデルに変換することが可能です。
元の2DCADデータによっては、変換するだけでは上手く形状が再現できず、3DCADデータの修正が必要になることもありますが、1から3DCADソフトでモデリングをするよりも簡単に3Dプリンター用のデータを作成することができます。

(4)3Dスキャナーで実物をスキャンする
試作品や過去に製造していた部品など、手元に実物がある場合は、3Dスキャナーを使ってスキャンし、そのスキャンデータから3Dプリンター用のデータを作成することも可能です。
スキャンデータだけでは、正確な寸法のデータにならないため、こちらも多少の手直しが必要になります。
この方法で3Dプリンター用のデータを作成するには、3Dスキャナーか、スキャン機能付きの3Dプリンターが必要になりますが、限られた回数しかスキャンしないということであれば、機材を購入せずに、3Dスキャンの代行サービスを利用するのも◎
(5)3Dプリンター用データの配布サイトからダウンロードする
自分で3Dプリンター用のデータを作成するのが難しいという方は、データを無料配布しているサイトからダウンロードするのも1つの手です。
ただし、商用利用不可のものも多く、また、著作権の侵害などにあたらないよう、データ作成者が定めたルールと法律をしっかり守って利用しましょう。
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Posted by maa2ya8 at
15:21
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