2021年11月10日

金属3Dプリンターのランニングコスト

ランニングコスト

これから金属3Dプリンターを導入しようと思っていらっしゃる企業様も多いと認識しております。

それには知っておかなければならない費用があります。それがランニングコストというものです。

どのメーカーの金属3Dプリンターを購入しても一様にかかる費用だと思って頂いて結構です。

機械自体の重量もないので温度変化には繊細で通常の工場に設置すると機械の歪みが起こりえます。また金属材料に湿度を持たせてしまうのは非常にまずい事なのでまずは恒温室の確保が一番になるのですが・・・

弊社では恒温質の作成に約400万ほどかかっています。恒温質なので当然エアコン代(電気代)がかかります。

実は・・金属3Dプリンターのレーザーで使う電力よりも空調代の方が多くかかります。月に直すと・・約一台につき10万円ほどかかると思って頂いていいと思います。

次にかかるのが集塵機のフィルター代になります。金属3Dプリンターでは造形しながら集塵機で吸い込みを行っていますので、集塵機のフィルターが目詰まりしたら酸素濃度もあがりますし爆発の危険性も増してきますのでこま目に交換をする必要があります。造形時間にもよりますが、月に直すと約30万円かかります。

次に造形材質にもよりますが、アルゴンガスを使う造形を検討する場合は当然ガス代がかかってきます。バラ瓶のガスではすぐに無くなってしまうので液体アルゴンの方が良いと思いますが、月に約15万ほどかかります。

その他定期保守メンテナンス費用で月に30万円。交換部品、消耗品等で月に10万円ほど・・・

使う金属材料で月に300万ほど想定をすると良いでしょう。基準プレートの加工もしなくてはいけませんのでそれらで月に5万円ほど。

そして見込んでおきたいのがレーザーの交換費用です。

レーザーは約3年から4年で壊れるとされています。交換費用としては1000万ほどになるので3年で計算すれば月で約50万円ほど見込んで積み上げて行く事が懸命だと思います。

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Posted by maa2ya8 at 15:27│Comments(0)
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