2023年03月01日

はんだ付けの自動化方法

これまで認定を受けた技術者・熟練技術者にしかできなかったはんだ付けですが、近年自動化技術が向上しています。

はんだ付けの自動化には、マウンターによる部品の実装や専用機など、様々なレベルや方法があります。
従来は専用機が多く使用されてきました。専用機ははんだ付けに特化した機械で、ピッキングからはんだ付けまでを自動で行うことができる工作機械です。作業の高速化が可能で、無人化、大量生産に向いています。一方で生産する製品が変わると、機械自体を交換する必要があるため、多品種の生産には向いていません。


最近では、産業用ロボットによる作業自動化も進んでいます。近年の産業用ロボットの進化はめざましく、機械には難しいとされてきた、人の経験値に依存するような感覚的な作業も高レベルで再現できるようになっています。産業用ロボットのアームにはんだごてを取り付けることで、さまざまなはんだ付けを自動で行うことができます。ロボットには「スカラロボット」と「協働ロボット」の2種類があります。


近年登場した協働ロボットは、アームの先端にエンドエフェクタを取り付けて使用します。エンドエフェクタにはさまざまな作業に特化した製品が揃っており、はんだ付け用のエンドエフェクタを取り付けることで、はんだ付けに適用できます。さらに協働ロボットは、人と一緒に作業できることも特筆すべき点の1つです。一般的に産業用ロボットは、安全対策のため柵で人と作業エリアを分けた配置が必要になります。一方、協働ロボットは、何かに触れると即座に動作を停止するなど、高い安全性を備えています。安全柵が不要で配置の自由度が高くスペースをとらないため、人のいた場所に代替として1台から導入することが可能です。また、スカラロボットよりも、アームの動作角度を柔軟に調節できることから汎用性が高く、作業をプログラムするティーチングも容易なため、多品種少量生産の現場に適しています。

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Posted by maa2ya8 at 16:33Comments(0)