シャフトカップリングの接続方式とその適用例

maa2ya8

2025年01月09日 16:09

シャフトカップリングは、軸同士を連結するための部品であり、軸のずれや角度誤差を吸収する役割を果たします。以下に一般的なシャフトカップリングの接続方式とその適用例をいくつか紹介します:

接続方式:

1. ジョイントカップリング:
- ジョイントカップリングは、軸同士を直線的に連結するための方式であり、剛性が高く、トルク伝達効率が良い特徴があります。一般的に、高トルク伝達が必要な場合に使用されます。


「写真の由来:12.7mm-12.7mm フレキシブルジョーカップリング 30x40mm CNCステッピング モータシャフトカップリング

2. ビームカップリング:
- ビームカップリングは、軸に対して柔軟な横ずれと軸ねじれを許容する方式であり、軽量で取り付けが容易な特徴があります。一般的に、小型の精密機器や低トルク伝達が求められる場合に使用されます。

3. オールジョイントカップリング:
- オールジョイントカップリングは、軸同士を角度誤差やずれを許容しながら連結することができる方式です。柔軟性が高く、複数の方向からのずれを吸収することができます。

適用例:

1. ロボットアーム:
- ロボットアームの関節部分において、シャフトカップリングが使用されます。ジョイントカップリングやオールジョイントカップリングが適用され、軸のずれや角度誤差を吸収しながら、正確な運動制御を実現します。


「写真の由来:5mm-8mm リジッドカップリング 25x30mm CNCステッピング モータシャフトカップリング

2. 医療機器:
- 医療機器において、複数のモーターを連結する際にシャフトカップリングが使用されます。ビームカップリングが一般的であり、精密な位置決めや低振動・低騒音の要求に適しています。

3. 産業機械:
- 工作機械やコンベアなどの産業機械において、シャフトカップリングが使用されます。ジョイントカップリングが主に適用され、高いトルク伝達と正確な位置決めが求められる場面で利用されます。

4. 車両部品:
- 自動車や航空機の部品において、エンジンや伝動系の軸を連結する際にシャフトカップリングが使用されます。ジョイントカップリングやビームカップリングが適用され、高い信頼性と耐久性が求められます。

これらの適用例を通じて、シャフトカップリングが様々な産業分野で幅広く活用されていることがわかります。柔軟性や耐久性など、用途に応じて適切な接続方式のシャフトカップリングを選択することが重要です。